「あ…これは無理かもしれない…」
渡航して2ヶ月、急な腹痛に襲われました。
今までも何度か経験があり、これは胃腸炎だと自分の中で確信しながら夜の救急病院へ…
契約したときは使うことはないだろうと思っていた、海外医療保険を使う羽目になりました。
今回はその体験をもとに現地で役立つ対策をお伝えします!
大晦日21時に緊急外来へ🚑
ワーホリで渡航して2ヶ月目、急な腹痛に襲われました。
英語の受診に不安があったため、しばらく安静にしていれば治るだろうと思い様子を見ていました。
しかし、痛みはおさまらず、3日目の夜に「あ…これは無理かもしれない…」と思わせる激痛にみまわれジェネラル・ホスピタル(総合病院)へと向かいました。
しかもその日は12月31日という最悪の日でした。
スタッフの人数は少なく、待合室は大混雑していました。
激痛の中、受付を済ませ看護師による問診を受ける段階で、まず頭金として300ドルを支払いました。
何人もの看護師に同じ質問をされ、痛みの中なんとか答えながら待っていると受付に呼ばれ
「医師の診察を受けたいのであれば、追加で1,000ドルが必要です」と告げられ血の気が引きました😱
さすがに、ここまで来て何もせずに帰るわけにはいかないので、きちんと支払い、ようやく胃腸炎と診断され点滴を受けることができました。
処方された薬をまだ開いているショッパーズ・ドラッグ・マートまで取りに行き、合計1,380ドルの支払いでした。
病院に到着してから退出するまで5時間かかり、点滴に繋がれたまま、New Yearの花火の音を病室で聞くという、切ない年越しになりました🥲
ワーホリでも医療費無料!「OHIP」を申請しよう📝
この経験を通して痛感したのが、オンタリオの公的医療保険「OHIP」の重要性です。
OHIPに加入すると、対象となる医療費や診察費が原則として無料になります。
⭕️OHIPでカバーされるもの
・ファミリークリニックやWalk-inクリニックでの診察
・入院時の医師・看護ケア・検査・投薬
・病院や地域ラボでの医学的に必要な検査
・救急車の利用料
❌OHIPでカバーされないもの
・薬局で受け取る処方薬(外来分)
・歯科医院での一般的な歯科治療
・メガネやコンタクトレンズ、レーシック手術
・美容目的の整形手術
つまり、今回のER受診でいうと、医師の診察や点滴などの費用1,300ドルは本来OHIPの対象ですが、薬局で受け取った処方薬の80ドルは対象外ということになります。
✨24歳以下は薬代まで無料になる「OHIP+」
さらに知っておきたいのが「OHIP+」という制度です。
OHIPに加入していて、かつ民間の保険に入っていない24歳以下であれば、5,000種類以上の処方薬が自動的に無料になります。
登録の手続きは不要で、健康保険証番号と有効な処方箋を薬局に提示するだけで適用されます。
ワーホリ世代の多くが当てはまる制度なので、該当する人は忘れずに活用したいところです😊
▷OHIP加入条件
加入には最低限の条件として以下が求められます。
・12ヶ月のうち153日はオンタリオに滞在すること
・居住開始から最初の183日のうち153日は州内にいること
・オンタリオを主たる住居とすること
これに加えて、追加条件のいずれか1つを満たす必要があります。
ワーホリ勢に当てはまるのは、有効なワークパーミットを要し、オンタリオ州内の雇用主のもとで最低6ヶ月フルタイムで働いていることです。
以前は加入まで数ヶ月の待機期間がありましたが、現在は廃止されています。
条件を満たして申請すれば、すぐに保険が適用されます。
▷申請方法
申請はオンライン完結ではなく、Service Ontarioの窓口へ本人が出向く必要があります。
📝必要書類
・登録用紙(Registration for Ontario Health Insurance Coverage form)
・市民権または在留資格を証明する原本書類(有効なワークパーミットなど)
・オンタリオ州での居住を証明する書類
・本人確認書類(パスポートなど)
いずれもコピーは不可で、原本の提示が必要です。
フルタイムでの就労が決まったら、早めにOHIPの申請を検討することをおすすめします。
無料で医療を受けられる権利は、きちんと活用したいところです!
保険料建て替えのワナ💸
海外保険に加入していても、油断はできません。
救急外来や一部のクリニックでは、いったん全部を自分で立て替え、後から保険会社へ請求するケースが多いためです。
手元にすぐ使える現金やクレジットカードがないと、受診自体を断られる可能性があります。
実際に15万円ほどの大金を、その場で用意する必要に迫られました。
万が一のために、生活防衛費として2,000ドル程度は常に口座にキープしておくと安心です。
英語が苦手でも安心な日本語対応クリニック🏥
いざという時のために、日本語が通じる医療機関を知っておくと安心です。
もし必要になった際には以下を参考にしてみてください。
RAZI Pharmacy & Clinic
日本語医療通訳が常駐し、海外旅行保険のキャッシュレス対応もスムーズです。
🏥 212 Eglinton Ave E, Toronto
Enhanced Care Clinic
Dr. Katsutaのクリニックで日本語で診察が受けられます。
🏥 3857 Lake Shore Blvd W, Etobicoke
Mount Sinai Hospital
公立の総合病院で通訳サービスがあります。
🏥 600 University Avenue, Toronto
Toronto General Hospital
公立の総合病院で通訳サービスがあります。
🏥 200 Elizabeth Street, Toronto
North York General Hospital
公立の総合病院で通訳サービスがあります。
🏥 4001 Leslie Street, North York
渡航直後にやるべき3つの備え
トロントでの急な体調不良は、誰にでも起こり得ます。
安心して日々を送るためにも以下の3つのことをしっかりと備えておきましょう!
- 現地に対応した海外保険への加入
- 2,000ドル程度の生活防衛金の確保
- 6ヶ月のフルタイム就労を経過した時点ですぐに申請
これらを備えておけばいざという時にスムーズに対処できます。
健康はお金には代えられないからこそ、万全の備えでトロント生活を満喫しましょう!